2007年3月27日 (火)

次世代へ責任果たす区政を

 予算議会が終わって、もう2週間近くたってしまいました。

 2007年度予算については、「市民自治」として次のような観点から賛成をしました。

 2007年度予算で最大の事業費は、区民の要望に応え、警察大学校跡地に整備をする防災公園と道路用地を取得する予算の約86億円です。
 環境に配慮したみどりあふれるバリアフリーの街並みになるよう、開発者への条件整備を区が責任を持って進めることが必要だと考えています。

 また私たちが介護保険制度導入時から提案し続けてきた、民間事業者のサービスに関する紛争調整を行う第三者機関の設置がようやく来年度、実現します。

 待ったなしの取り組みが急がれる、地球温暖化防止に向けた地球温暖化対策地域推進計画の策定がようやく実現します。

 子育て支援策では、保護者負担の均衡をはかるために、私立幼稚園、認証保育所などの保護者補助の増額が行われます。

 学校施設を活用した、子どもたちの居場所づくりの推進とキッズプラザの開設準備など、子育ち支援策が拡充されます。

 障がい者の社会参加をすすめるための移動支援や手話通訳派遣事業の拡大がすすみます。

 高齢者施策については、今後、75歳以上の後期高齢者の増加とともに、認知症の方々が増えることが予測される中、3年間実施されてきた「元気でネット」が見直しとなりました。認知症や介護家族を支える地域のネットワークの再構築が大きな課題となっています。
 
 また認知症への対応として、小規模多機能施設、グループホームなど、良質な事業者を区内へ誘致することを、真剣にすすめていく必要があります。

 さらに行政改革をすすめながら、 次世代への責任を果たすために、区は積極的な取り組みを進めるべきです。

 

 

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2007年2月28日 (水)

今期最後の質問。

27日は予算総括委員会で質問。
30分しかないのに上手く使い切れなくて2分40秒残して終了。
何か変だなと考えていたら、やっぱり大事な質問を飛ばしてしまっていました。
選挙開票事務の質問の中の「疑問票」のこと。開票作業が早く、経費が削減できればいいのではなく、正確さ  が一番大事だという観点から、福島県相馬市で取り組んでいる事例を挙げて提案する予定でした。

質問席の脇にあるデジタルの時計を見ながら、質問をし、答弁を聞きながら、再質問をしたり、削ったりを30分  で行います。水差しからコップに注いだ水を飲みながら、緊張でちょっと震える手をかばう・・・

今期最後の質問なのに、ダメだなあ。疲れて夕飯もほとんど喉を通らず、早々に休むが寝付けなかった。


 

 
 

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2007年2月23日 (金)

ただ今、議会中です。

 選挙前はいつも定例議会の日程は短縮されます。

 質問時間は一般質問で1人15分が10分に。
 予算総括質問は1人30分が15分に。

 2人だけの「市民自治」は佐藤議員が一般質問、はっとり幸子が予算総括質問です。

 2月27日・28日に予算総括質問が行われる予定で、私は27日に行う5人のうちの最後。

 区政運営について、介護予防について、認知症を地域で支えることについて、選挙開票事務の効率化について質問します。

 30分の制限時間内にどう納めるか、とても難しいです。

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2007年2月20日 (火)

議会初日

 今日から今年の第一回定例議会が始まりました。
 
 初日の今日は、区長の施政方針説明、いわゆる所信表明がありました。
 
 その後、区側から提案された今年度最後の補正予算案について、各常任委員会(中野区議会は5つ)で質疑された後、総務委員会で採決が行われました。
 一般会計補正予算案については賛成多数で可決。国民保険事業、老人保健医療、介護保険の各補正予算案は全会一致で可決。

 明日の本会議で採決が行われます。

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2007年2月13日 (火)

20日から始まる今年の第一回定例議会

2月20日から今年最初の議会、第一回定例会が始まります。

議会の定例会が始まる2週間前にメモ議運と呼ばれる議会運営委員会が開かれ、1週間前に召集議運と呼ばれる議会運営委員会が開かれます。

議会運営委員会では、執行側理事者から定例会に上提予定の議案の概要説明、請願・陳情の付託委員会について議論されます。

今日はその召集議運でした。

私たちの会派は交渉会派ではないので、議会運営委員会のメンバーではありません。傍聴のみとなり、佐藤議員と交代で傍聴をしています。今日は佐藤議員が傍聴。


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2007年2月12日 (月)

4年間の議会質問と討論を公開しました。

2003年から2006年までの3期目4年間の私の一般質問と答弁、そして予算・決算、また意見書や請願・陳情などの議案に対する討論一覧

一般質問

討論一覧

詳細に関しては、中野区議会ホームページで公開されている、会議録検索をご利用ください。

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2007年2月 9日 (金)

4年間の議会質問と討論

 これまでは私たちの会派「市民自治」のホームページで議会質問などを掲載してきましたが、1年ほど前から会派のホームページが使えなくなっています。
 
 最近の質問などはブログにアップしていますが、2003年から2006年までの3期目4年間の私の一般質問と答弁、そして予算・決算、また意見書や請願・陳情などの議案に対する討論の全てをまとめました。

 私は1期目、2期目の時には定例会ごとに毎回一般質問をしていましたが、最近はテレビ中継の時間の制約があり、会派の人数によって1定例会の本会議質問に立つ議員の人数はほぼ決まっています。 
 
 現在は佐藤さんと2人だけの会派なので、年間4回の定例会の一般質問と予算・決算の総括質疑に交代で臨んできました。人数の多い会派ですと、なかなか順番も来ないようです。

 本来ならば一人ひとりの議員の質問する回数や時間はそれぞれに保障されるべきだと思います。

 はっとり幸子の3期目4年間の議会質問

  • 2003年―第2回定例会一般質問
  • 2003年―決算総括質疑
  • 2003年―2002年度決算に賛成討論
  • 2003年―容器包装リサイクル法改正、国への意見書 (区民の陳情)に賛成討論
  • 2004年―第1回定例会一般質問
  • 2004年―第3回定例会一般質問
  • 2004年―第4回定例会一般質問
  • 2004年―2004年度予算に賛成討論
       
  • 2005年―予算総括質疑
  • 2005年―第2回定例会
  • 2005年―決算総括質疑
  • 2005年―自治基本条例制定に賛成討論
  • 2006年―第1回定例会一般質問
  • 2006年―第3回定例会一般質問
  • 2006年―第4回定例会一般質問
  • 2006年―2006年度予算に賛成討論
  • 2006年―2005年度決算に賛成討論
  • 2006年―区立幼稚園問題(区民の陳情)に賛成討論
  • 2006年―副区長定数条例に賛成討論


 上記の本会議の質問、討論及び委員会の質疑は中野区議会ホームページで会議録を読むことができます。このブログにアップするのは2、3日かかると思いますが、お読みいただけたら嬉しいです。

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2007年2月 7日 (水)

統合新校は「緑野中学校・桃花小学校」

 文教委員会が午後1時から開かれました。
 今日の報告は

  1. 区民公益活動に関する助成制度「政策助成」の再構築について
  2. 今年4月から2学期制が実施される小学校は
    桃園第二、桃園第三、鷺宮、向台、新井、大和、若宮、丸山、武蔵台、上鷺宮の10校。
    2005年、2006年で啓明、沼袋、野方、北原、仲町の5校が先行して始めている。
    これで15校になり、2008年度から全小学校が2学期制に移行。
  3. 統合新校の名前が決まった。
    第六中・第十一中の統合新校の名前は 「緑野中学校」
    桃三小と仲町小、桃丘小の統合新校は 「桃花小学校」
  4. 2007年度給食調理業務委託校は、多田小、大和小、中学校は富士見
  5. 中野区こども読書活動推進計画(案)パブリックコメント手続きの実施結果について
    区民からの意見提出は2名ですが、寄せられた意見は計画全体、計画の目標、家庭・地域、図書館、学校図書館に関するものなど、たくさんありました。

 パブリックコメントの日数が短かったことや、意見交換の際、区はもっと柔軟性のある対応をすべきではないかなど、区民からの意見が私のところにもきています。

 年度ごとに計画をPDCAサイクルにかけて、その中で見直しをしていくことを教育委員会に要望しました。

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2007年1月28日 (日)

韓国地方政治スタディツアーの写真

遅ればせながら2006年の韓国地方政治スタディツアーの写真を公開しました。

昨年5月の地方選挙を前に、韓国ソウル市で「地方選挙と政治発展に関する日韓比較国際学術会議」が開かれ、その大会への参加を中心に、かながわローカル・マニフェスト推進ネットワークが主催した、日韓の政治への市民参加の実態と課題の学習、また政治改革と市民参加に関わる日韓の市民レベルでの交流のスタディツアーに参加した時のものです。

私にとって初めての韓国訪問は、ツアーの目的以外でも氷点下13度の気温の初体験、ソウル市内の高速道路を廃止した清渓川事業視察、美味しい韓国料理を堪能した充実の2泊3日でした。

参加費用は115,000円。(航空運賃、宿泊代、食事代、現地活動費を含む。)もちろん全額自費です。

2006年韓国スタディツアー

左側のサイドバーにある小さな写真をクリックして頂ければ、韓国スタディツアーの写真を見る事が出来ます。

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2007年1月25日 (木)

文科省の学校給食費滞納調査―中野区は?

今日の毎日新聞朝刊のトップニュースは、全国の小・中学校の昨年度給食費滞納額が22億円以上に上ることが文科省の初めての調査で明らかになった実態を伝えています。

滞納者総数は9万8993人で全体の1%。
 
回答した学校の6割が「保護者の責任感や規範意識の欠如」が主な原因と認識しており、また「保護者の経済的な問題」を原因に挙げた学校も33.1%あったということです。

この記事を読んで早速、中野区の教育委員会の担当職員に、文科省の実態調査に回答した中野区の調査結果を聞きました。未納があるのは小学校7校、中学校4校だそうで、金額と割合は次の通りです。

2005年度
     給食費総額        未納金額    総額に対する割合
小学校 4億4482万6883円  83万9062円   0.2%

中学校 1億8663万7108円  56万7600円   0.3%
  
 計   6億3146万3991円 140万6662円   0.2% 

次の議会で給食費未納問題に対する区教委の考え方、これまでの対応などを質問したいと思います。        

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2007年1月16日 (火)

2007年度予算の内示

 先週から来年度予算の議会各会派への内示が始まっています。今日午後1時半から2時間あまり、助役から区の財政運営の考え方を、2007年度当初予算原案については各事業部の新規、拡充、廃止の事業をそれぞれの部長から内示を受けました。

 子ども家庭部に関わる拡充事業では、これまで小学生までの入院時の食事負担以外の医療費助成が行われてきましたが、今年10月からはさらに中学3年生までの入院と通院の医療費の助成を保護者の所得制限なしで拡大します。

 今年度、1,884万円だった助成金は、来年度、約1億3,700万円になります。子育て支援策として中野でも議会から要望が出されていたもので、23区中、ほとんどの区が来年度から中学生までの医療費無料化を打ち出すようです。

  子どもの医療費無料化については、小児科の医師などから疑問の声もあると聞きます。大したことでなくても通院し、本当に必要なときに医療が受けられないなどの事態も出てくるのではと危惧されるようです。

 どの区も政策判断というより、4月の選挙を前に議会の要望を受けての政治的判断なのだと思いますが、こうした新規拡充事業の多くは経常経費となっていくため、既存の事業の見直しによって財源を確保しなければなりません。

  23区横並びの政策や革新区政時代のバラマキを復活することには納税者区民は納得しないでしょう。

 新たな施策を進めるときには、なぜ実施するのか、期待される効果は何か、その予算はどこから捻出するのか、そのために失うことは何かということを、区は整然と説明できなければならないと思います。
  
  19年度予算を審議する議会は2月20日から始まります。

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2006年12月 8日 (金)

2006年第4回定例会:中野区副区長定数条例に賛成討論

2006年第4回定例会
弟96号議案 中野区副区長定数条例に賛成討論

 ただいま上程されました第96号議案に「市民自治」として賛成の立場から討論いたします。

 昨年12月の第28次地方制度調査会の答申は、「地方公共団体の長の補助機関のあり方」について、助役、収入役の制度を廃止し、各地方公共団体が自らの判断で、適切なトップマネジメント体制を構築できるよう新たな制度に改めるべきとしました。

 トップマネジメント体制を構築する新たな制度であるポリティカルアポインティー(政治任用制)については、アメリカやヨーロッパの国々などでは定着している制度です。日本では2003年の統一地方選挙以来、ローカル・マニフェストを掲げて当選をした自治体の知事や市長などによって、マニフェストの実行段階における行政評価制度などの取り組みとともに、政治任用制の仕組みの必要性が議論されてきましたが、ようやく導入に向けた国の議論が昨年から始まったところです。

 今年6月の区長選挙で区長が作成されたローカル・マニフェスト、「開け!明日への扉」には、「新しい中野をつくる10か年計画」を基礎として、その実現のためにこれからの4年間で取り組むべき施策がまとめられています。

 新しい中野の公共経営をすすめていくために、その内容を確実に実行していくこと、10か年計画の前期5年間の実行計画である経営革新5か年プランを推進するためにも政策や経営機能の強化が必要です。10カ年計画で示した少子高齢化、地球規模での環境問題などを重要課題とする「4つの戦略」と「行政革新」は組織を横断する取り組みが求められています。またマニフェスト・サイクルを実行するに当たって外部評価が不可欠であり、その評価に耐え得る組織に変えていくために、政治的任用職の拡大が必要との識者の指摘があります。

 中野区が取り組んでいる外部評価制度の現在の到達度については、一定の評価がありますが、さらに精度を高め、区民との約束を着実に実行するための人事配置が必須であり、日本の政治を変える政治改革の一環として政治的任用職を増やし、執行部、特に本来の意味での政治的判断、すなわち判断に対して責任がとれる部局層を厚くしていくことが求められています。新しい時代を担える行政を創るという考え方のもとで、今回の法の改正が行われたことを私たちは本議案に関わる議論と調査の中で学びました。本議案はその意味で、地方分権がすすむ新しい時代の区の自立を促し、中野区の政策課題の解決に向けて前へすすめていくための必要な条件だと考えます。

 法は副区長職が担う新しい役割について、区長の命を受けて政策および企画をつかさどり、区長の事務を一部委任され、副区長の権限と責任において事務を執行すると規定しています。大きく責任を持つ立場になり、大変な重責を担うことになります。

 区政改革を積極的に進める中では、十分な理解が行き届かない状況も生じます。しかし新しい行政に変えていく取り組みの積み重ねが困難を乗り越え、成果を生み出すものと考えます。政治的任用職の拡大によって、責任ある区政が確立されることを期待し、賛成討論といたします。

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2006年12月 4日 (月)

いじめへの区の対応

 2日目の文教委員会は、今回の一連のいじめ問題に関する教育委員会の対応については、各学校に対しいじめ問題等に関するこれまでの取り組みの実施状況の総点検といじめ解消に向けた具体的な取り組みの実施の指示、実施後の取り組み状況の調査、いじめ相談窓口を知らせるための子ども110番ポスター増刷、教育長メッセージのホームページへの掲載、教職員の意識の高揚などの研修、教育委員会の協議、学校訪問など、9月9日の自殺以来のこの間の緊急対応が報告されました。
 中野区は鹿川君の事件後、様々な議論があり、命の尊重という視点に立って生活指導が行われてきてはいますが、教職員の移動などによってなかなか難しいところもあるようです。
 
 先月29日に行われた政府の教育再生会議の緊急提言でも激論の末、「いじめ加害者の出席停止」についての文言掲載が見送られました。昨年までの10年間、文部科学省はいじめ対策として、いじめた子の「出席停止」を掲げていましたが、ほとんどの県で一度も適用されていなかった実態が毎日新聞の調査で明らかになり、文科省のいじめ対策が現場の実態と乖離していたことが浮き彫りになったと朝刊で報道されています。

 子どものいじめは、加害者と被害者が入れ替わったり、学校での加害者が家庭や塾では被害者ということもあって、簡単に学校での加害者を厳罰化すべきではなく、教師は加害者のつらさも聞くことが必要だと、一人娘をいじめによる自殺で亡くしたNPOジェントルハートプロジェクトの小森さんの話に共感を覚えます。

 そのほか、厚生委員会で報告された区の「幼児総合施設等に関する計画案」が参考資料として出されました。 
 

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2006年12月 1日 (金)

ストレスが溜まった?

 昨日は胃の痛み、下痢、悪寒による体調不良で早めに帰宅し、就寝しました。家族の話によると夜中にうなっていたとか・・・。
 
 今朝は9時過ぎに起床。体調は大分良くなりました。
 今日から常任委員会が始まります。午後1時から所属の文教委員会へ出席しました。
 文教委員会は今回は議案はなく、継続になっている陳情が1件と所管事項の報告だけです。今回も陳情は継続。報告では中野区子ども読書活動推進計画の素案について。今後、区民との意見交換やパブリックコメント募集が行われ策定されます。また来年度、図書館の業務委託にかかる受託者募集が行われることについて、報告がありました。その他は林野庁から借り受けている軽井沢の「中野区遊々の森」利用状況についてなど。4日の文教委員会で、今回の一連のいじめ問題に関する中野区教育委員会としての対応についての報告と質疑が行われる予定です。

 夜はサンプラザで開かれた「中野区職員労働組合結成60周年」のお祝い会へ行きました。退職された元職員の方々や現職の方々と話が弾みました。

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2006年11月29日 (水)

「費用弁償廃止」の陳情に賛成

 今日の本会議は一般質問が5人。初日に同意した教育委員の高木明郎さんの就任挨拶。20日の議会運営委員会で審査し、不採択となった「区議の費用弁償に関する陳情」の採決などがありました。費用弁償とは、報酬以外に議員が議会、委員会に出席すると支給されるもので、東京23区では区によって金額は違いますが、6,000円から2,500円で、中野区は3,000円です。東京の中でも23区以外には費用弁償は支払われていません。杉並区では、区民からの陳情によって今年4月から廃止しました。私は費用弁償は廃止すべきと考え、議会活動報告「はっとり幸子のハートフルメッセージ」でも毎回書いています。選挙区内では寄付行為は法で禁止されているので、費用弁償は区外のNPOなどに寄付をしています。
 残念ながら陳情は賛成少数で「不採択」になりました。

 夜はサンプラザで文部科学省委託事業「地域子ども教室」の中野区の取り組みの3年間の報告会、中野区地域子ども教室シンポジウム―みんなでつくる子どもの居場所―が開かれました。パネラーのお一人、渋谷区で7年前から子どもの居場所づくりに取り組んでいる、渋谷ファンイン(中国語で歓迎の意)の相川さんのお話は、行政などあてにせず、子どもを巡る環境に危機を感じた人から始めればいいと、資金調達も中学生を惹きつける活動も工夫がいっぱいで、中野区のこれからの活動に役立つものばかりだと思いました。この事業にご自身のゼミ生が参加した、早稲田大学の増山教授はコメンテイターとして「地域は子どもを育てる土台。地域の人の温かさ、人のつながりで育ち行く子どもたちを包み込みたい」と話していました。"子どもたちが居たい場所づくり"を地域の大人がどうつくっていけるか、子どもたちの自殺が相次ぐ異常事態の中、真剣に考えなければならない課題です。

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2006年11月28日 (火)

薄い答弁にガックリ

 一般質問が終わりました。3定と4定の議会の間は1ヶ月しかないので、あっという間に日にちが過ぎてしまい、質問作りもバタバタとしてしまいました。今日は持ち時間30分のうち、質問原稿をゆっくり読み過ぎて22分くらい使ってしまったので、答弁時間が切れてしまうのでは・・とハラハラしましたが、結局、約1分半残して無事終了。答弁は研究、検討ばかりでこちらの思いは全然伝わらず。何だか虚しい・・・
 
 控え室に戻ると「服部さんの質問は良かったのに、何であんなに薄い、心のない答弁なのかしら!」と同僚の佐藤議員があきれたように言ってくれて、それがちょっと慰めになりました。帰りにエレベーターでバッタリ会った職員は、「お疲れ様でした。スイマセン、あれだけの答弁で・・・」とすまなそうな顔。でも「良かったですよ」と声を掛けてくれた職員もいたし・・・、今晩はゆっくり睡眠をとって、美味しいものでも食べて元気だそーっと!

 私の一般質問の放映時間 シティテレビ中野5チャンネル
 ☆12月 9日(土)午後7時~20分間   
 ☆12月15日(金)午後6時40分~20分間
 ☆12月17日(日)午後5時~20分間
 お時間がありましたら、ぜひご覧いただき、ご感想などいただけると嬉しいです。宜しくお願いいたします。

 

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2006年第4回定例会:一般質問と答弁

2006年11月28日第4回定例会
一般質問と答弁 

  1. 経営改革に向けた区の取り組みについて
    (1)外部の人材登用について
    (2)ローカル・マニフェストの位置づけについて
    (3)区民との協働をすすめるための取り組みについて
    (4)その他
  2. 図書館の今後の取り組みについて
  3. 炊きたての米飯給食について
   はっとり幸子です。2006年第4回定例会におきまして、一般質問をいたします。

 最初に、経営改革に向けた区の取り組みについて伺います。
 
 ここのところ、来年度から「財政再建団体」となることが決まっている北海道夕張市についての報道を幾つか目にしました。

 財政が破綻し、民間でいえば倒産状態となり、国の厳しい監視の下で住民は行政サービスの低下や増税にさらされることになり、世帯によっては年5万円を超える負担増となり、市の職員の平均年収は4割減となる見通しで、小・中学校11校は2校に、施設使用料は50%引き上げなどを余儀なくされることから、将来的に不安を感じる住民が多く、人口流出の兆しもあり、地域の崩壊を危惧する声も出ていると、先週土曜日の新聞の特集記事で報じられていました。

 こうした夕張市の報道に接するたびに、今から七、八年前の中野区の状況を思い出します。

 御承知のように、中野区の1999年度(平成11年度)決算は、一般財源の経常収支比率が101.7%と100%を超え、公債費比率は23区の平均が11.6%だったこの年度に中野区は15.5%で、20%を超えれば起債制限団体になるという、23区最悪の財政破綻寸前の状況でした。

 人件費比率は、1998年度35.1%で、翌年には33.6%に回復しましたが、2000年度(平成12年度)は職員給の4%削減の臨時的措置を取らざるを得ない状況で、議会においても財政の再建をどうするのかが焦点でありましたし、区民の間でも「中野区はお金がない貧乏区になったらしい」と、逼迫した財政の状況があちこちで話題になっていました。
 
 田中区長は、財政再建への区民の期待を担って、就任以来これまで4年余りの区財政立て直しの先頭に立って取り組みを進めてこられました。2005年度(平成17年度)決算では、ようやく13年振りに公債費比率は7.4%と、毎年返す借金の割合を5年前の半分に減らし、財政調整基金は、5年前の29億円から107億円、全部の基金残高は5年前の約57億円から約176億円と、区の貯金はふやしました。

 しかし、23区ではまだこれまでの3番目からようやく4番目で、これから必要になる学校の建てかえにも足りないという、決して安心できる状況ではありません。

 このようにどん底の財政を立て直しつつ、民間の力を活用して新しい時代のニーズにこたえ、区民サービスを充実させてきたことは十分評価できることだと思います。

こうした区の現状を区民にもっと周知すべきです。どのようにお考えでしょうか。

 2002年度以降、区長は新しい公共経営に基づき、顧客満足度の向上、区民との協働、説明責任の徹底、成果の重視、権限の委譲、市場原理の活用などの視点から、区役所を抜本的に変える取り組みを進めてきました。

 すべての行政活動が「区民にとっての価値の向上」に向けて行われることと、目標と成果による「区政経営の基本的あり方」を定めました。また、予算の編成から執行管理、組織の意思決定など、できる限り権限を委譲し、責任を持って柔軟かつ機動的に区政目標の達成を目指す仕組みとして事業部制を導入するなど、すべての行政活動の見直しと改善を進める行政経営システムをスタートさせました。
 
 こうした中野区の新しい時代に先駆けた持続可能な自治体として子どもたちの世代に引き継いでいく幾つもの取り組みのこれまでの成果や、これからのさまざまな施策の展開の必要性などについて、区民や職員に十分に理解されているのでしょうか。

区長御自身はどのように受けとめていらっしゃるのか、伺いたいと思います。

 私は、区民への周知はもとより、職員への説明責任が本当に果たされているのか、対応が十分とは言えないのではないか、そんな思いが強くあります。
 
 地方分権が進み、自治体の役割が大きく転換され、行政革新を着実に進めなければならないからこそ、新しい公共経営に取り組むということを区民や職員にもっと理解してもらうことに工夫と努力をすべきだと思います。

職員とは徹底した議論が特に大切だと思います。どのようにお考えでしょうか、御見解を伺います。

 次に、外部の人材登用について伺います。
 
 区の経営革新5か年プランでは、複雑・高度化する行政ニーズに速やかに対応するため、内部では得られにくい高度な専門的知識や経験を持つ外部の人材を区政運営に生かすとしています。サンプラザ問題をはじめとして、これまでの区政運営では予想もつかなかった対応が求められる事業の展開は、今後ますますふえてくると考えられます。

 区民やNPO、企業などとの協働を進める経営改革に向けても同様です。現在、どのような部署のどのような役職にいつごろから外部の人材登用を検討されているのでしょうか。

また、今後についてのお考えも合わせてお答えください。
 
次に、ローカル・マニフェストの位置付けについてお聞きします。
 
 区長は今年6月、第2回定例会における施政方針説明で、区長選挙のみずからのマニフェストについて触れ、新しい中野をつくる10か年計画で示した四つの戦略と行政革新を着実に進めるために、2期目の4年間で具体的に取り組むべきことを今回の選挙で区民の皆さんに示したと述べられました。

 国政選挙においては、政党のマニフェストは公職選挙法に規定されていますが、地方選挙においてはいまだ規定されていませんから、公に頒布ができず、区長個人のホームページに載せただけですから、多くの区民は区長のマニフェストの存在を知らないと思います。
 
 第2回定例会で佐藤議員が、「2期目の4年間で区長が取り組もうとしていることを区民に伝える必要がある。マニフェストをつくっている首長はその自治体のホームページなどに載せている。区長はマニフェストを区民に伝える手だてをどのようにとられるのか」という質問をしました。

 その際、「ホームページなどでも明示できるように工夫していきたい」と答弁されています。
 
 また区長は、マニフェストは候補者の公約の一部であり、行政組織としての区を直接拘束するものではない」と答弁されていますが、選挙のときには個人のマニフェストであっても、当選後は首長と有権者の契約事項ととらえられ、自治体の施策として遂行されるべきだという考え方に立つ首長が多くなっています。改めてお考えを伺います。
 
 また、さきの答弁に続けて「区長としてはマニフェストに基づいて施策を展開していくに当たって、庁内での議論や区民の議論、あるいは議会での議論と議決を必要とするものであります」とお答えになっていますが、それは当然のことだと思います。2期目がスタートして5か月、区長がこの4年間で取り組むべくマニフェストに書かれた内容を区民にわかるように知らせるために実行してきたことは何だったのでしょうか、お答えください。
 
次に、区民との協働を進めるための取り組みについて、伺います。

 NPO法人などの民間非営利組織で構成される市民センターが、より市民から信頼され、期待されるセクターとしてその役割を果たしていくための課題を検討する「市民セクター全国会議2006」が11月24日、東京商工会議所と三菱エムプラスを会場に開かれました。「『民』だからできること、『民』にしかできないこと」をテーマにした分科会の議論を聞いてきました。

 行政の下請けにならないようにするための行政との対等性や距離の保ち方について、市民から共感を得るためには渦中にいる人のことを考えることや、人間としての共感性を大事にし、地域の中で必要とされる資源となること、また「民」本来の機能をどう追求していくのかなど、さまざまな視点による現場からの事例報告やグループワークが行われました。熱い議論を聞きながら、協働とはということや新しい公共をつくり出すことなど、私自身、認識を深めることができました。

 最近、多くの自治体で市民と協働を進めていくときの原則やガイドラインをつくっています。千葉県我孫子市は「NPOとの協働を実りあるものにするための7つの原則」を定めて冊子をつくり、全職員に配付し、基本的な考え方を共有しています。佐賀県唐津市でも同様の取り組みをしています。

 「根本的な自治体改革の実現には、「市民との協働」が不可欠です。公共のサービスを行政がすべて受け持つという時代は終わりました。「公共」を行政が独占してきた明治以来の方式は、社会に一定の安定と安心感を与えてきたのは事実ですが、同時に、行政の中に膨大なむだと非効率を蓄積してきました。また市民の中には、行政に対して要求と批判さえしていればよいという「行政依存」体質を生み出してきました。市民と行政の関係を根本から変えて,市民と行政がよりよいパートナーシップを築き、それぞれが自分の責任をしっかりと果たしながら、「協働」のまちづくりを進めていきたい。」と我孫子市や唐津市の考えが明示されています。

 ガイドラインや原則づくりなど、今後、中野区において小さな区役所を目指した施策の展開をしていく上で、職員の協働への理解をより進めるためにも必要な取り組みだと思います。区のお考えを伺います。
 
 また、研修の充実についてですが、講師を招いて話を聞くだけではなく、現在は休止しているようですが、民間企業への職員の派遣を行う際に、NPOなど非営利団体へも対象を広げて、現場での体験などで理解を深めることなど必要ではないでしょうか。お考えを伺います。また、職務以外でも住んでいる地域での活動の実践なども奨励すべきです。新しい公共をともにつくっていくために、市民感覚を理解できるようにしていくことが大切だと思います。

 このほど、NPO活動支援コーナーが区役所1階に設置されることになり、運営はNPO中間組織に委託すると聞いていますが、NPOへの活動支援だけでなくて、職員への支援も視野に入れた運営を期待して、この項の質問を終わります。
 
図書館の今後の取り組みについては、危機管理のみ伺います。

 中野区の図書館のあり方については、図書館の役割や図書館を取り巻く新たな環境を踏まえ、これまでの機能を維持し、さらに充実させていく考え方に基づいて、2002年から検討が進められ、ことし3月に中野区が目指す図書館像など、今後の区の考え方がまとめられています。

 区立図書館は、中央図書館の入館者数の平均は1日3,874人、地域図書館を合わせると、毎日少なくても約6,500人を超える区民が利用しており、幅広い年齢層が利用する施設です。昨今、予想外の事件が起きることが多くなっている中、学校などでの危機管理についてはさまざまな形で取り組まれていますが、図書資料をはじめ、利用者・職員などを守るための区立図書館の危機管理についてのお考えを伺います。

 図書館に限らず、危機管理の方法については、危機が起こらないように備えること、起きてしまった危機に対して被害が拡大しないように最小限に食いとめることがあると思います。トラブルや災害を予想して出し合い、そのトラブルに対してどのようにすべきか、また他の図書館の実際に起きた事例を集めて参考にし、自分たちの図書館だったらどのような対応をするかなどについて話し合うことで、危機管理に対する職員の意識も高まります。
 
野方・江古田の地域図書館が昨年夏の水害で床上浸水の被害を受けています。そのときの対応などについても、危機管理の事例としてまとめてあるとは思いますが、地域館の被災体験から、これからの危機管理について検討などされたでしょうか、お尋ねします。
 
 今後、危機管理マニュアルの作成など考えていく必要があると思います。だれかがつくるのではなく、図書館で働く人たちが一人ひとりの役割などについて意見を出し合っていくのが、使える危機管理マニュアル作成の一歩だと思います。危機管理マニュアルをつくることについてどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。
 
 最後に、炊き立ての米飯給食についてお聞きします。

 昨年7月に施行された食育基本法に基づいて、現在、国を挙げての取り組みが進められています。健全な食生活が失われつつある子どもたちの食をめぐって起きているさまざまな問題への対応については、これまでも中野区として、学校給食の中で、保健福祉センターや児童館などにおける乳幼児の保護者に対する栄養指導や食育の取り組みがなされてきています。しかし、危機的な状況の解決につながる道筋はなかなか見えてこないのが現状です。

 昨年9月に区の教育委員会は、食育推進に取り組む基礎資料とするために、区立小・中学校児童・生徒のうち、小学4年生、中学1年生1,108人を対象に、食に関する実態を把握するアンケート調査を実施しました。その調査報告書によれば、朝食をほとんど食べない、また食べないことが多い子どもたちは13.9%。そして、いわゆる孤食と呼ばれるひとりで食べることが多い子どもは7.3%という結果でした。

 今月24日に閣議決定された国の2006年度の「食育白書」では、「欠食」が10代後半で12.4%、20代で27%、30代で20%、「個食」は小学生で20%、中学生で40%を超え、中野区と同様の現状が示されています。「欠食」や「孤食」の実態が子どもたちに広がっていることに焦点が当てられ、健全な食生活が失われつつある実態が問題視されています。
 
 現在、区は、食育基本法に基づいて、来年6月の計画決定を目指し、「「(仮称)子どもの育ちを支援する食育の推進計画」の策定に向け、先週開催された青少年問題協議会で委員から意見を聞くなど、検討を始めています。

 今後、家庭・地域・学校など、区全体が共有する計画の目標や取り組みについて、第4期中野区食品安全委員会での議論も含め、広く区民との意見交換などが必要だと思います。問題の解決には区民の理解、地域の力が欠かせません。この計画の期間と構成、期間内の獲得目標、検討体制やスケジュールなど、どのようにお考えでしょうか、伺います。

 健全な食生活が失われつつある子どもたちの危機的状況を救うためには、教育の問題だけではなく、さまざまな社会的環境の問題ともつなげ、横断的な対応が必要だと思います。それだけに大変難しい、中野区だけでできることの限界もありますが、ぜひそうした観点からの取り組みを期待しています。
 
 現在、高知県南国市の小学校で、家庭用の自動炊飯器を使い、炊き立て御飯を子どもたちに食べさせる試みが成果を上げています。もともと南国市では食育に力を入れてきた経緯がありますが、ほかほかのおいしい炊き立て御飯は食べ残す子どもがほとんどなく、給食全体の食べ残しも大きく減ったそうです。

 炊き立て御飯を学校給食にという取り組みは、昨年からことしにかけて行われている各地の市長選挙のマニフェストにも掲げられるなど、食育の取り組みに重きを置かれるようになった今、大変注目を集めています。
 
 中野区の子どもたちに教室で炊いた炊き立ての御飯のおいしさを味わってもらうことによって、家庭へ発信するとともに、子どもたちの健全な育ちを応援し、子どもたちの青年期、壮年期、そして老齢期における健全な食への突破口にと考えます。さらに、中野区の大きな課題である区立小・中学校の給食の調理段階での残渣と子どもたちの給食の残渣、食べ残しなど、年間で約26万5,361キログラム、265トンの生ごみを減らす効果をもたらすと考えます。それこそ「もったいない」現状です。

 炊き立て御飯の給食について、区はどのようにお考えでしょうか。現場のクリアすべき課題は何かということも含めて、導入に向けての区のお考えをお聞きします。

 具体的な御答弁をお願いし、以上で質問を終わります。

ありがとうございました。
                 
○区長(田中大輔) はっとり議員の御質問にお答えいたします。

 区がこの間経営改革に取り組んできた、その成果やあるいは目標、そういったようなものについて、区民や職員に十分浸透していないのではないかという御趣旨の質問でありました。区の経営全般にわたって新しい公共経営の考え方に基づいて改革を行ってきているところであります。新しい取り組みについて理解を得るには、ねらいをしっかりと説明していくとともに、そこで出てきた具体的な成果をお示しするということが重要だと考えているわけであります。
 
 この間進めてまいりました目標と成果による管理、区政経営におけるPDCAサイクルの確立、また、区の施策推進の中では区民公益活動の推進など、そういったさまざまな取り組みについて、区民の代表である議会の皆様との議論をしながら御理解をいただきながら、今日まで進んできたというふうに考えているところであります。
 
 職員の意識につきましても、こうした取り組みを進めてくる中で、目標管理の考え方、あるいは民間との協働といったようなことについての認識など、さまざまに進化してきているというふうに考えているところでありますけれども、必ずしもこの状況で十分というふうには考えていないわけであります。今後とも十分に説明を行い、議論をしながら区政経営・運営に当たっていきたいというふうに考えております。
 
 それから、外部人材の登用についての御質問もありました。内部では得られにくい専門的な知識や民間企業での有用な職務経験を持つ人材を登用する制度として、任期付職員制度でありますとか、経験者採用制度というのがあるわけであります。これもこの数年の間で23区の中でもできるようになってきたというような取り組みであります。高度化、多様化する区民ニーズに的確に対応するためには、これらの採用制度も活用しながら多用な人材の確保を図っていく必要があると考えているわけであります。どの分野、どの職務ということではなく、区政のあらゆる場面でその可能性を追求していくということになると考えているところであります。
 
 それから、マニフェストについてであります。区長2期目のスタートに当たって10か年計画の着実な推進をベースとして、マニフェストの実行を約束させていただいたということであります。今日まで耐震診断推進のための全戸訪問、あるいは障害者の地域生活支援事業の無料化など、着手をしてきたところです。また、来年度に向けては地域子ども家庭支援センターの開設やプラスチック製の容器包装の回収地域の拡大などについての検討も進めてきているところであります。

 このように、マニフェストは区の政策として具体化する過程では常に区民に理解を求め、議会での御理解や、あるいは必要な議決をいただきながら進めていくということであるというふうに考えているわけであります。
選挙時のマニフェストという政治家個人の公約をそのまま区の公式ホームページに掲載するということについては、私自身、依然としてそういう形でできるのかどうかということについてはいささか疑問を持っているところであります。

 いずれにいたしましても、区長としての私の考え方をお示しするという意味で、このマニフェストの取り扱いについてもさらに研究をしていきたいというふうに考えております。
 
それから区民との、区民団体、NPO団体等との協働に当たっての幾つかの御質問であります。
 
 区民公益活動の推進に関する条例という条例が議決をしていただいているわけでありますが、ここでうたわれている精神に基づいて、区民団体、区民の皆さんとの協働ということについて全庁で取り組んでいるところであります。御提案のありました職員のための協働マニュアル、ガイドラインについては、職員育成と区民団体支援の両面から実施内容等について研究をしていきたいと思っております。
 
 それから、職員派遣をNPOへという御質問、御提案もありましたが、当面、NPOへの派遣として派遣先として該当するような団体も想定されないことから、派遣を前提とした検討は、現在は難しいというふうに考えております。また、公益活動情報コーナーを設置していくわけですが、その運営の中で得られる経験やノウハウについて、職員の育成にも生かす方向で検討をしているところであります。
 
 食育推進計画についての御質問もありました。計画の期間は、平成19年度から23年度の5年間、目標については現在検討中ということでありますが、食育について幅広い区民の運動として中野区内で展開をしていくということが重要でありまして、これがどういう形で展開されていくかといったようなことで目標を考えていくべきであるというふうに考えております。

 庁内の検討体制といたしましては、子ども家庭部、保健福祉部、教育委員会などを中心といたしまして、食育推進計画策定の検討会を設置して検討をしているところであります。

 青少年問題協議会などでも議論を行っていただくということであります。平成19年1月に素案を作成いたしまして、その後、区民意見交換会などによりまして区民の意見を反映して、3月には計画案を公表、6月ごろ決定にしたいというふうに考えているところであります。

 私からは以上であります。
              
○教育委員会事務局次長(金野晃) 図書館についてのお尋ねと、米飯給食についてのお尋ねにお答えいたします。
 
 図書館の危機管理のお尋ねですが、施設にとりまして、安全は大変重要な課題でございます。水害の経験を踏まえまして、夜間や休館日も含めた連絡体制を整備しているほか、対策ができるところにつきましては、受けた被害が再発しないよう対策を講じたところでございます。また、現在図書館におきましては、各館における実際のトラブル事例をもとに、受託者も含めて打ち合わせ会などの機会を活用して、対応策の検討や統一的対応の徹底を図っているところでございます。危機管理マニュアルという御質問ですが、これらを取りまとめて対応していきたいと考えております。
 
 次に、米飯給食についてのお尋ねでございます。
 
 中野区における米飯給食は、ガス自動炊飯器により、児童・生徒の給食時間に合わせて調理をし、炊き立て御飯に近い形で提供しているところでございます。教室での炊飯器による炊飯ということになりますと、衛生管理の課題、また設備の問題など解決しなければいけない課題があるというように考えております。家庭用炊飯器を使うということにつきましては、学校の考え方や保護者の意見を聞いてみたいと思います。

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2006年11月27日 (月)

今年最後の議会が始まりました。

 今日から今年最後の議会が始まりました。1日目の今日は一般質問に先立ち、一人ずっと空席だった教育委員に江古田の国際短期大学の学長、高木明郎さん(42歳)の任命に同意しました。その後、大会派から順番に4人の議員が質問をしました。子どもの医療費助成を中学3年生まで拡大することについて、自民・公明・共産の各党が質問し、区長は来年10月から始めると答弁しました。助成の財源は経常経費の見直しなどで生み出すということです。今、問題になっているいじめへの対応についての質問も3党から出ました。会派は違っても共感できる質問はいろいろとあります。
  明日は午後1時から私が最初で5人が質問します。質問原稿の完成は明日の朝になってしまうかも?

 生活クラブ、生活者ネットで一緒に活動したSさんがガンで亡くなり、夜、落合斎場でお通夜が営まれました。久振りに懐かしい友人にたくさん会いました。長い闘病生活を送ったSさん、どうぞやすらかに・・・。

 

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2006年11月22日 (水)

次の議会の質問項目

 27日から始まる今年最後の議会で行う一般質問の項目の締切りは昨日の午後5時でした。5分くらい前に議会事務局へ提出しました。「市民自治」会派として、年に4回の定例議会の一般質問と予算・決算の総括質問合わせて6回の議会質問を佐藤議員と2人で交代に行っていますが、今年は3回・4回と私の出番です。間が1ヶ月しかなく、バタバタとした中でもう次の議会となりました。
 
今回は次のテーマで質問します。
 1.経営改革に向けた区の取り組みについて
  (1)外部の人材登用について
  (2)ローカル・マニフェストの位置づけについて
  (3)区民との協働をすすめるための取り組みについて
 2.図書館の今後の取り組みについて
 3.炊き立ての米飯給食について 
 
 議員の一人当たりの一般質問の持ち時間は15分です。一人の持ち時間×会派人数÷質問議員の人数となりますから、私たちの会派は2人なので30分です。こういう時は多いところがうらやましい。テレビ放映は一人につき20分。おおよそ質問12分、答弁8分と決まっています。今回は14人が一般質問を行う予定です。私は多分、28日の最初の出番になるのではないかと思います。お時間がありましたら、ぜひ傍聴にいらしてください。    
 
 


 
 

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2006年11月10日 (金)

"自殺予告”へ中野区も対応

午後から開かれた文教委員会の報告事項。
○”自殺予告”の手紙が問題になっていることで、中野区の小中学校でも11日の土曜日は学校長や副校長などが登校し、校内の見廻りや子どもたちからの相談の電話に対応することにしていること。

○区の来年度予算編成に向けて特別支援教育体制整備、図書館の充実と民間委託の拡大、統合新校の施設整備、小中学校の校舎・体育館などの耐震補強の設計、桃園第三小体育館の改築などを検討していることについて。今後、11月19日発行の区報やホームページに掲載し、区民との意見交換を行う。

○神明小学校児童の軽井沢移動教室中(10月4日~6日)のサルモネラ菌による食中毒発症について。

○子育て・幼児教育センター、認定子ども園、発達障害児への支援、放課後子どもプランなど、現在、子ども家庭部と教育委員会が協議をしていることについて。

夜は弦楽四重奏団のモーツアルトを聴く
ウィーン・フィルの第1バイオリン奏者、ギュンター・ザイフェルト氏を中心にしたウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団によるフレンドシップコンサートは、今夜の銀座ヤマハホールが今年最後。
モーツアルト生誕250年の今年、演奏曲目は「ミラノ四重奏曲」など3曲と2曲目のアンコール曲のセレナーデまで、全てモーツアルト。
演奏者の息遣いが伝わるほど近い席だったので、弦の繊細な音色が体中を包み込み、心に染み通った。
時々はこんな時間が必要だとしみじみ思う。

Pict0087
オープンから50年の銀座ヤマハホール。
ビルの改築に伴い、今年12月に営業を休止。
2009年に新ホールオープン。

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2006年10月11日 (水)

2006年第3回定例会:2005年度中野区歳入歳出決算賛成討論

2006年10月11日第3回定例会
2005年度中野区歳入歳出決算賛成討論

 ただいま上程されました認定第1号、2005年度中野区一般会計歳入歳出決算に対し、市民自治の立場から賛成討論を致します。

 2005年度は財政再建に向け積極的に行財政改革を進めてきた田中区政1期目の最終年度でした。財政指標から見る区財政の状況では、経常収支比率80.1%となりました。補助金の積極的な活用や職員数の削減など、内部努力もありましたが、景気の回復による特別区交付金が大幅に伸びたことが大きな要因でした。また公債費比率については7.4%と前年よりも0.1ポイント改善され、起債残高は前年度より28億9583万円余り減少したとはいえ、511億円で、土地開発公社の分を含めれば、578億円となります。また財政調整基金、減債基金、義務教育施設整備基金などに計画的に積み立てを行い、約50億9494万円増やし、175億6千万円余りとなりましたが、まだ23区の基金現在高の平均の47%です。景気の変動による財政状況の変化や多額の経費を要する小中学校の改築・改修工事などに対応していくためにも、さらに計画的な基金の積み立てをしていくことが必要です。

 昨年度は新たな基本構想に描かれた将来像を実現するために「新しい中野をつくる10か年計画」が策定されました。また計画の着実な推進のために、2005年度を初年度とする「中野区行政革新5か年プラン」が策定されました。基本構想に示された新しい自治の姿を実現するために、「小さな区役所」を目指し、行政が果たすべき役割として、社会的な支援を必要とする人へのセーフティネットをつくること、基本構想に描かれた地域社会の姿に向けて必要な制度やルールをつくること、社会の公正性が保たれるよう監視や規正を行なうことの3つの基本的な考え方を示し、それらを十分に果たして区民の暮らしを守るとしています。

 まだ考え方が示されて施策展開は緒についたばかりの初年度ではありますが、今後の「小さな区役所」を目指した、中野区の取り組みが積極的に進むことを期待し、この3つの観点から2005年度の区の取り組みについて述べてみたいと思います。

 まず社会的な支援を必要とする人へのセーフティネットをつくることについては、昨年度、子育て基盤の整備として虐待の未然防止に向けた要支援家庭への訪問の実施、また区立幼稚園・保育園・児童館の職員を対象に相談対応能力の向上をはかるための実務研修を行うなど、先駆型子ども家庭支援センターとしての取り組みが始まったことを評価します。これまで待つだけだった区役所がアウトリーチの考え方に基づいた考え方に転換したことで、より地域や子育て家庭の実態の把握が明確になり、地域の人々との新たな関係も生まれてきました。また出産前後の家庭への支援として、助産婦に委託して実施された新産婦・新生児の訪問事業、出産後の家庭を支援する育児支援ヘルパー派遣事業の創設、また私立幼稚園預かり保育推進補助、そしてDV被害者支援の電話相談事業も実施されました。

 また介護保険制度改正を踏まえ、高齢者の健康づくりをすすめるための介護予防事業の実施、地域の高齢者ケア体制を整備するための地域包括ケア推進に向けた準備が行われ、2005年4月にはNPOの運営による認知症高齢者対応のグループホーム「てつあん」が開設されました。また障害者が地域で安心して暮らし続けることができるよう、本町5丁目に知的障害者通所施設、グループホーム建設に向けた誘導、整備が多くの関係者の尽力により実現しました。「ふらっと」と命名され、既に先月から運営が始まり、地域の人々との交流によって、さらに活動が豊かになることが期待されます。

 昨年度、健康福祉都市なかのを実現するための保健福祉総合推進計画2005が策定されましたが、介護保険制度への対応、障害者自立支援体制をつくる取り組みはまだ十分とは言えず、ぜひ今後の充実した施策の展開を要望します。

 2つ目の基本構想に描かれた地域社会の姿に向けて必要な制度やルールをつくることについての取り組みでは、区民の幅広い公益活動をさらに発展させ、豊かな地域社会づくりを目指して、「区民公益活動の推進に関する条例」が制定されました。現在区民公益活動推進協議会が開かれ、基金などの審査も行われ、区民が責任をもって地域社会づくりに向けた活動を進めるための制度として定着することを願っています。

 社会の公正性が保たれるよう監視や規正を行うことについての2005年度の取り組みについてはまだ特になかったと思われますが、先の2つの考え方とあわせ、新たな社会状況の変化に応じた施策を区民の価値観に基づいて進めていくことを要望しておきたいと思います。

 2005年度に実施された事業では、地域のまちづくりにおいて、長い間の地域住民の念願だった、野方駅北口開設に向けた積極的な調整が進められ、実現に向けた大きな意味を持つ取り組みが進みました。また上鷺宮・鷺宮地域と中駅周辺を結ぶ、コミュニティバス「なかのん」の運行が始まり、当初予想された以上の乗各数となっています。中野駅周辺整備については、「中野駅周辺まちづくり計画」として昨年度策定され、環境に配慮したまちとなるよう、ガイドラインに明記し、地区計画にその遵守を盛り込むとの区の考え方が議会で示されました。防災公園を中心としたみどりあふれるまちとなるよう期待しています。また安全・安心のまちづくりに向けた取り組みの中で、木造住宅等の耐震性確保の支援事業もアウトリーチの考え方に基づき、戸別訪問が実施されたことを評価します。

 また子どもたちの教育に関する取り組みでは、より良い教育環境の提供と学校教育の充実を目指して、区立小中学校再編計画が策定されました。計画策定にあたっての多くの区民の議論を踏まえた取り組みを評価します。

 区民・企業・NPOなどの民間活動が、多様に発展してきている現在、「民間でできることは民間に」を原則として、一定のルールのもとで、公共サービスの提供をこうした多様な主体にゆだねていくことが求められています。その意味で、2005年度は指定管理者制度導入、民間委託化が進んだことを評価します。

 また2005年度に地域センターの区民活動センターへの転換に向けた区の考え方も明らかにされましたが、今後、地域において、新たな公共サービスの担い手が活動しやすい環境の整備、区民の知恵や活動エネルギーが最大限生かされるしくみをつくり、公共サービスの質を確保する役割を果たしていただくことを要望し、賛成討論といたします。

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2006年9月21日 (木)

2006年第3回定例会:一般質問と答弁

2006年9月21日第3回定例会
一般質問と答弁

  1. これからの環境政策について
  2. 総合的な自殺対策について
  3. 生きがい支援重視の介護予防について
  4. 認知症高齢者を地域で支えることについて
  5. 提案型公共サービスの民間事業化について
  6. その他

はっとり幸子です。先ず、これからの環境政策について質問いたします。

 2001年に策定された中野区環境基本計画の改定に向けて、現在、第2期の環境審議会が開催され、議論が進められています。

 現行の環境基本計画の問題点については、一つには計画の内容が環境保全にとどまり、区としての環境政策が明確に位置付けられていないこと、また区民・事業者・行政の取り組むべき事項や相互の連携・協働を進める仕組みが整備されていないこと、そして計画の達成状況の客観的な評価・点検を行う仕組みが整備されていないことなどが指摘されています。そうした問題を十分認識した上で、新たな環境基本計画を策定することが必要と考え、環境審議会の議論の行方に関心を持って傍聴をしています。
 
そこで、環境基本計画改定に向けた区の基本的な考え方についてお聞きします。

 今、地球温暖化、ヒートアイランド現象など、環境問題への対応策を区民の暮らしに結びつけて進めながら、都市が持つ構造的な問題の解決や地球規模的な視野での取り組みなど、新たな政策を形成していくことが区の重要な課題となっています。目の前の環境問題、公害問題を改善するための対応策が必要なことは言うまでもありませんが、これからの中野の環境政策は、「中野区基本構想」、「新しい中野をつくる10か年計画」が目指す、未来を見据えた持続可能な地域社会の実現を支えるものであり、環境基本計画は都市環境全体を見据え、「創造的環境都市」を目指す、基本的かつ戦略的な計画であるべきだと考えます。
 
 区民・事業者・行政が協働で取り組む仕組みを整備し、経済的、社会的、文化的、政治的なダイナミズムがあるまち、人にやさしい交通によって歩いて暮らせて、歩くだけでも楽しいまち、多様な文化や産業の用途が混ざり合うみどりのまち中野をつくることなど、中野のまちづくりそのものに深くかかわる環境政策を進めていくことが必要だと考えます。環境政策と他の分野の政策との統合を図ることも重要です。

 基本計画に盛り込む内容は、環境審議会の中で議論されることではありますが、区の環境基本計画改定に向けた基本的なお考えをお聞きします。
 
 創造的環境都市づくりに向けて重点的に取り組むべき分野として、環境負荷の少ない交通政策で、だれもが安全に、歩いて出かけられる環境づくりなどがあり、また、再生可能エネルギーの利用などのエネルギー政策は、東京都の「再生可能エネルギー戦略2020」と連携で進めることが考えられます。

 防災の分野も重要です。また、「まちを大切に考える心」と、まちのつながりを強めることは、創造的環境都市なかのをつくる上での基盤になりますし、地域コミュニティーを生かしたまちづくりの視点など、重要だと考えます。

 こうした施策の目標達成に向けては、具体的な数値目標を設定し、目標到達に向けた戦略的な取り組み姿勢を明確に打ち出すことが重要だと思います。できることを計画化するのではなく、これからの地域社会の形成に向けてやるべきこと、新たな価値を中野から生み出し発信する、創造的な方向性を持つ環境基本計画づくりが望まれますが、どのようなお考えのもとで進めようとしているのでしょうか、伺います。
 
 また、環境基本計画策定後の計画の実効性を確保するための仕組みの整備についてのお考えを伺い、この項の質問を終わります。
 
2番目に、総合的な自殺対策についてお聞きします。

 ことし6月に、超党派の議員提案によって、国や自治体に対して総合的な自殺対策の責務を規定した自殺対策基本法が成立しました。改めて区の今後の積極的な取り組みを求め、質問をします。
 
 昨年まで8年間連続して、全国で自殺者が3万人を超す異常事態が続いています。全国の年間の交通事故死は約7,000人で、その4倍もの人々がみずから命を絶つという、先進国の中でも際立った実態があることに驚きを覚えます。

 日本の自殺者の多くは、40代から50代の働き盛りの男性ですが、昨年は20代から30代の若者の自殺者数が前年と比べ5%以上ふえています。

 自殺の報道記事は、「介護疲れ」「多重債務」「パワーハラスメント」「いじめ」「無理心中」など、ほとんど毎日続いています。今月6日の毎日新聞朝刊1面のトップ記事は、消費者金融が債権回収のために借り手全員に生命保険を掛けていた問題で、昨年度1年間で支払われた延べ4万件のうち、借り手が自殺をして債権回収をしたものが、判明しているだけで3,649件、多重債務者が自殺に追い込まれている深刻な状況が、長妻昭衆議院議員の質問主意書による金融庁の調査で明らかになったと報じています。

 日本においての自殺は、社会的に追い詰められた上での死であり、社会全体の問題として総合的な対策を図ることが早急に求められています。
 
 全国の交通事故死は、1970年、今から36年前のピーク時には1万7,000人でした。その後の総合的な交通安全対策の結果、現在では約7,000人と減少しています。
 
 中野区の統計によれば、昨年度、中野区で自殺によって亡くなられた方は62人です。ちなみに、中野区の昨年度の交通事故死は6人で、昨年までの10年間で合計62人です。そこで、伺いますが、中野区の過去10年間の自殺者は何人だったでしょうか。

 また、自殺者の性別、年代など、区内の自殺者の実態についてお伺いします。
 
 自殺に至った原因については、個人情報として大変デリケートな問題でもありますし、従来は区としてそうした情報収集はしてこなかったと思います。しかし、新たな法的位置付けの中で、今後区が効果的な自殺対策を進めるには、単なる統計だけではなく、正確な実態把握が不可欠になります。警察は自殺の場合、遺書などから原因や動機などについても把握をしていますから、警察との協力の方法についても検討が必要だと思います。

 中野区における自殺の実態把握について、今後の予定も含め、区のお考えを伺います。
 
また、自殺未遂者は自殺者のおよそ10倍であるということが定説となっていることから考えると、区の昨年の自殺未遂者は約620人に上ると推定されます。当事者ばかりではなく、心理的な影響を受ける家族や周囲の人などを含めると、心に深い傷を負った人々は相当な人数になっているでしょう。

  「健康福祉都市」の実現を目指して、区民一人ひとりの生き生きとした生活を目標の一つに掲げ、また安心・安全のまちづくりを進めようとさまざまな施策を展開している中野区として、自殺をめぐる現状についてどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。
 
 自殺対策基本法で示されているように、自殺対策には事前防止と危機への対応、事後の対応の三つの段階があります。これまで中野区においてはそれぞれの部署ごとに何らかの対応はしてきていると思いますが、現状は縦割りの壁があり、心の悩みや苦しみをどうしたらいいのかわからない区民にとっては、相談の窓口がないというのが実情です。自殺防止対策として、区民の心の健康を保つための相談体制の整備など、早急な取り組みが必要だと思います。区のお考えを伺います。
 
 9月3日発行の中野区報は、WHO(世界保健機構)が提唱している9月10日の世界自殺予防デーに向けて、「心の健康チェックを」という特集記事を掲載していました。うつ病などの心の健康問題や自殺の問題は、だれもが抱える身近な問題であるとして、自分でできるうつ病のチェック表、周りの人が気づくサイン、講演会や相談会の案内など、区民に向けた普及啓発の取り組みを評価します。

 現在、区が開催するうつ病などにかかわる講座には大変多くの参加がありますが、今後働く人へのうつ病対策として、区内事業所の事業主に対し、従業員の心の健康の取り組みに関する調査の実施、自殺防止のパンフレットの配布などの取り組みも必要だと思います。どのようにお考えでしょうか、伺います。
 
 また、うつ病対策には、専門性の高い相談体制の確立やその分析、医療機関との連携も重要です。区は今後のうつ病対策についてどのようにお考えか、具体的な取り組みについてお考えをお聞きします。
 
 自殺予防のためには、事前防止だけでなく、危機への対応も不可欠です。その役割を果たしている民間団体の「いのちの電話」は、広く全国的な活動として知られていますが、常に電話回線はいっぱいで、ほとんどつながらない状態にあります。

 区の行政革新5か年プランでは、今年度の取り組みとして、虐待・家庭内暴力・徘徊する高齢者など、区民の安全や安心にかかわる緊急な課題に対応する緊急対応窓口の設置など、24時間対応の仕組みの整備を検討するとしていますが、どのような内容か、伺います。
 
 また、事後の対応として、自殺未遂者や自殺者の遺族へのケアも大変重要です。自殺未遂をした人の自殺を防止するためには、救急医療の現場と精神科医の連携が求められます。個別の医療機関などの自主的な取り組みではなく、体系的な取り組みが必要だと思います。区は自殺未遂者や遺族への対応について、今後の取り組みをどのようにお考えか、お聞きします。

 今後、自殺対策を進めていく上で、区の担う役割は大きくなります。自殺という避けられる死から区民の命を守るためには、中野区の地域の特性に応じた対策を立て、着実な取り組みが求められるからです。早い時期に自殺対策の協議会の立ち上げを検討し、地域の関係者の連携でつながりを広げ、より効果的な自殺対策を進めるべきです。区はどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

 国は現在、年間約3万人の自殺者を、10年で2万5,000人に減らす目標を立てています。中野区においても具体的な数値目標を持って、単発のイベント的事業の展開ではなく、総合的な自殺対策を進めていくことが必要です。区のお考えを伺い、この項の質問を終わります。
 
次に生きがい支援重視の介護予防について伺います。

 中野区高齢化率は18.4%となり、高齢者を地域で支える取り組みがさらに大き