NPOと行政の対話フォーラム
日本NPOセンター主催の「NPOと行政の対話フォーラム」が横浜市にあるかながわ県民センターで開かれた。参加者名簿を見ると、都府県36の市民活動支援を担当する職員、各地の市や町の職員、NPO関係者など、約200人が参加している。
このフォーラムには毎年参加してきた。昨年は中野区の職員も来ていたが今年はいなかった。以前議員だったときは議員の参加者は私だけのことが多かったが、昨年あたりから自治体議員の参加も増えた。昔なじみの前町田市議のNさんと5~6年振りに再会。懐かしい。休憩時間に四方山ばなし。
午前中は「市民社会創造の10年。NPOと行政の関係から見えるもの」というテーマで、森高浜市長と福嶋前我孫子市長、日本NPOセンター山岡代表の鼎談。
前我孫子市長の福嶋さんは、
「いわゆるNPO法が制定されてからのこの10年は、官が支配していた従来の公共から、市民が主体者として新しい公共をつくっていく過渡期であった。」とし、「これからは市民の主体を豊かにして公共をより充実させるために、行政は市民の活動の下支えと公共全体のコーディネートに責任を持つこと」と行政の役割を述べた。
「コスト削減など、従来の行政の都合によるアウトソーシングではなく、これからは行政が民間に出したいものではなく、民間がやりたいものをきちんとテーブルに乗せること。市民の利益を中心にした質を考えることが必要だ。」と、ご自身が我孫子市長時代に全国の自治体に先駆けて取り組んだ「提案型公共サービス民営化制度」をはじめ、12年間の政策について話された。私もこれまでに2回、視察で我孫子市を訪れ担当職員から我孫子市の取り組んでいる事業の話を聞いた。
福嶋さんはまた「市民と行政の協働とは、『市民の自立した活動』と『主権者である市民のコントロールの下にある行政』の連携が基本の『新しい公共』を支えるものであり、お互いに自立したもの同士に成り立ち、両者の目的が一致したときに協働が始まる。協働の目的を常に明確にし、受益者から評価を受けることが大切だ。」と。
そして「議員は自分の利益に沿うよう動かすだけの「陳情政治」ではなく、NPOと議会の協働を進め、しっかりと政策議論をして『議会としての総意』をまとめる議会に。」とこれからの地域に真に豊かな自治を創るための議会の役割の重要性について語り、福嶋さんの熱い真剣な想いが伝わってきた。
午後は3つの分科会のうちの一つ、「受益者を見失わない協働事業を維持するための評価とは」に参加。愛知県と横浜市の職員から先進事例の報告があった。先進的に取り組んでいるからこその課題も見えてくる。分科会のコーディネーターは、「評価によって次への改善・工夫にも繋がる。評価の仕組みは協働を進めていくためのステップだ。常に作り直しをしていくことが必要で、完成はないのでは?」と結んだ。
昼食後の午後は暖かい集会室で気持ち良くなって、ついウトウト・・・。
5,000円の参加費をムダにはできない。しっかり聞かなくっちゃ!ネ。
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