2007年2月18日 (日)

「岡山のオグリキャップ」のラストラン

 いつもは車いっぱいの東京銀座の道路が、第1回東京マラソン参加3万人のランナーで埋め尽くされたテレビの映像はとても新鮮な感覚を受けました。

 16日の毎日新聞の特集記事、「2・18東京ラストラン 有森裕子さん」で、今回の東京マラソン参加がランナーとしての最後の舞台だと知って楽しみにしていました。

 オリンピックのアトランタ大会で3位になったとき、「初めて自分をほめたい」とインタビューに答えた、あの名言は、当時高校2年生で岡山県の補欠ランナーだった時に、フォーク歌手の高石ともやさんが朗読した自作の詩、「もう一人のあなたに/よくここまで来たねと/自分をほめてやろう」に感動し、心に留めたものだったとか。

この詩を聞いた時、有森さんは「この詩を自分のものだと思ってはいけない。補欠にしかなれず後輩の荷物持ちをしている自分をほめるわけにはいかない。でも本当はほめて楽になりたい。」と心の葛藤で涙が止まらなかったそうです。

劣等感と闘い、決して健康体とはいえなかった満身創痍の有森さんを、お母さんは障害を克服した名馬に例えて「岡山のオグリキャップ」と呼んで励まし続けてきたそうです。

 途中、初めての転倒というアクシデントに見舞われたようですが、「がんばれ、有森!」と応援する沿道の人たちに終始笑顔を向けて走り続け、5位でゴールインした映像に涙があふれ、テレビ画面に向かって思わず拍手を送っていました。

 

 
 

|